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執筆者の写真Deva Tarika

7世代後への選択


最近の災害のさなかにおられる方、本当に大変です。

TVやSNSのニュースでその様子に触れるわけですが、

「お見舞い申し上げます。」なんて、ハンコをついたみたいな

陳腐な言い方は、まったく他人ごとすぎる気がします。

年末の紅白の出演者が台本通りにすごくいい人になって、

礼儀正しいキメキメのセリフを吐いているみたいな。

災害は、今私たちがどう生きていきたいのか、

本当の希望や未来を創り出したいと思うのか?

創り出したいもののために、今の自分を捧げているのか?

一人一人が問われているのであって、対岸の火事じゃないんですもの。

日本人はそうやって迫られるのがすごく苦手かもしれないですが。

内側が苦しくなればなるほど、外側を綺麗に装って

「何の問題もなくうまくやってますので」

と、見せかけようとする偽物が横行しています。

昨今では◯◯のためのなんとか、なんて美しいサイトがたくさんありますが

常識の範囲の情報だけが羅列されていて、そんなのは今時、掃いて捨てるほど

その辺に転がっているものです。

タウンページみたいなそういうページから、いったい何が伝わるんだろう?と思います。

(人のことより自分のページをなんとかせえ、と自分ツッコミも入れておきます)

本当に苦しんでる、悩んでいる人のための情報のようには見えないな。

最悪なのは(失礼)、美容室やマッサージ店のクーポン券が並んでいる、

なんとかペッパーっていうところです。

スーパーの特売チラシみたいで、それ以上の情報は皆無ですよね。

どうしてもそれしかヒットしない時には、お店のHPを探してみて、それで

納得したら利用するようにしています。

ウェブサイトだけ見て分かったつもりになってちゃいけませんね。

これだけ情報が氾濫している世の中だからこそ、私たちは賢い消費者でないと

いけないですよね。

たぶん問題は、消費者である私たちの側も「本当は何が欲しいのか?」

ってことがわかってないことなんだろうと思います。

災害で大変な目にあっている方々にしても、欲しいのはそんな美辞麗句じゃなくて

今この瞬間、目の前にある問題の解決なんだと思います。

そんな時にこそグッっと踏ん張って、未来の自分たちや子孫のために本当に必要なもの、

方法は何か、を探って実現するためのスペースなんだと思います。

ピンチをチャンスにするために。

それをするのは災害にあってる人や具合が悪くて悩んでいる人たちじゃなくて、

今無事なところにいて安穏としている側の責任なんだと思います。

7代後の未来を、今この瞬間、選択できるのかってこと。

↓ このあいだ行った雲南省の山々。美しいいいい


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