第5チャクラ関連で一番よく耳にするのは、
「言いたいことが言えなくて….喉のブロックが….」
いや、でも、そもそも本当に伝えたいことはなんですか?
大抵は、愛する気持ちや感謝を感じているまま、そのままに表現する こともできないけど、傷ついた、イヤなんだ、頭にきた、なんてことも同じくらいに 伝えられません。成り行きで当たり障りのない話でお茶を濁しますが、そうしているうちに 自分が本当は何を感じていたのかを忘れてしまうし、表現されなかった「イヤな感じ」は 無言の記憶として体に蓄積するでしょう。
なんであれ表現された感情は、出口を見つけて(大なり小なり)出て行くんですが、
出口を見つけられなかったものが、内側でこじれていきます。
第5チャクラの本当の試練は「啓示」を受け取ることです。 啓示?なんだそりゃ?宗教か?なんてご意見もありますが、啓示は私たち一般人にも、 病気や不運の形で訪れます。
シンプルにいうと、病気になることで、やっと本当の自分のニーズを生きることになった、
とか、会社の倒産や家族や大切な人の死が契機となって人生変わった、とか、ですね。 偉大なヒーラーの中には、病気の痛みと引き換えに、驚異的なヒーリングの能力を授かった 人もいますが、肝心な自分の病気は癒されないまま、ということもあります。
天は、取引をしないってことですね。
それでもあなたは人生を受け入れますか?
という、神とか、天との関係が第5チャクラの重要なテーマです。
そして、なぜこの地球に生まれてきたのか?という魂の使命も
このチャクラに入っているので、職業や生き方と関係の深いチャクラです。
職業っていうとまた、いろんな誤解をみんなの心に引き起こしますが、 どんな職業でも、その人の存在【Being】が、そこに息づいていなければ、
形だけそこにいたとしたって、中身が空っぽです。
人生の時間の大部分を使って取り組む「仕事」が、自分の生き方の 表現として最適なものであれば、ストレスもだいぶ少ないんじゃないかって思うのが 当然ですよね。こどもころに、なりたい職業なんてのを発表して、
大人たちが「なに夢みたいなこと言ってるの!勉強しなさい!」
なんて...... 自分の第5チャクラのミッションなんか、さっぱり忘れて生きたほうが
安全なのだという信念が固くできあがります。
だから私たちの通常運転での行動は、ふだん話していることが、自分自身の真実よりも
その場を収めるための言葉だったり、相手に気を使って本当のことを言えなかったり、
どう思われるのか、ばかりが先行してしまって、どんどん真実から遠ざかってしまいます。
体はそこにいるけど、本当の中身【Being】は、そこにはいないんですものね。
そしてさらに、神や天、自分の天命という、魂の真実との関係も絡まりまくって、 複雑化していきます。天と繋がっているはずの、もともとまっすぐだった道を、
わざわざわかりにくくグニグニと曲げてしまったり、「理解」という名の手入れがされて
なければ、そこはもちろん獣道ですとも!野生の動物しか通れませんて。
そんな通常運転を続けることができなくなっちゃうのが、「啓示」ですね。
啓示は、地震や津波などの天災みたいにして、天から降ってきた手痛い一撃のように、
突然ガツンとやってきてまるで、自分の今までの安全、安心をおびやかして、
すべてを手放せ、と要求されたかのような、恐ろしい出来事のような気がするわけです。