top of page
執筆者の写真Deva Tarika

Love の正体


ちょっと前の話、近所のおじさんが嬉しそうに話しかけてきた。

「知ってる?自治会費が会計の人に横領されちゃったんだよ」

男性もやっぱり、噂話が好きなんだ….

「へぇぇ、困ったもんですね。人のものも自分のものも、

区別がつかなくなっちゃうなんて」

と答えて仕事へ向かった。

2〜3日後に、近所の奥さんが話しかけてきた。

「この間の横領ね、◯◯さんとこの娘さんだって。2年間で1000万ですって。

絶句...まじですか…..

昔はよく、そんな事件がTVのニュースになって流れたものだが、

最近はどうなんだ?あまり聞かないような気がするのは、

私がTVを見てないだけか?それとも日常茶飯事化して、

ニュースにするほどでもないか?

いや、しかしこんなに身近で、しかも知ってる人が、というのも

自分が一部払ったお金を横領されるなんてことも、人生初の出来事だ。

たいていの横領や犯罪でよく言われるセリフ、

「まさかあの人が…..」を奉りたい。

彼女は決して贅沢な暮らしや身なりをしているわけでもなく、

実母と一緒に住んで、シングルマザーとして子育てし、

礼儀正しいすてきな息子は、今きっと大学生くらいの年頃だろうと思う。

年の頃も、おそらく私とそう違わなかったのではないか?

ご近所とはいえ、すごくよく知っているかといえば、そうでもない。

たまに挨拶するぐらいで、最近はとんと顔も見かけていなかった。

ちなみに発覚したのは水星逆行中の出来事だ。

宇宙の運行とは、彼女にとって、このように作用したのだわ。

女が横領する場合は、巨額になりやすいんだと聞いたことがある。

興味本位で昔の金融機関での横領の記事をたどってみると、

たいていの横領は、相手の男にお金を貢ぐケースで、

決して「自分の遊ぶ金欲しさ」から始まったわけじゃない、というのが特徴で、

最初はもちろん断っているけど、一度貸したらそれを取り戻そうとして

別れられなくなり、次々と貢ぎ続ける泥沼に入ってしまうようだ。

女は大なり小なり、人生の中でそんなことを経験しているんじゃないだろうか?

男にお金を貸したとか、それが元で別れたとか。

関係性のもつれの源、Love & Money

どきっっっっっwww

内なる女神的にいえば、アフロディーテのタガが外れて

恋愛にのめり込んで、前後も見えなくなって目標に向かって突進して、

あげく手負いになった(彼女を象徴する)イノシシのごとく、だ。

この関係性はDNAから説明できるのだというのを読んだことがある。

「できそこないの男たち」By福岡伸一

恋愛自体もなにか、遺伝子が引き起こす突然の化学反応だと思うと

妙な納得感がある。

頭の片隅では、この相手は危険だ、とか、自分とはあまりフィットしないかも

しれない、という小さな声はするのだけど、不思議な吸引力に引き寄せられて

後先がわからなくなってしまうのだ。

ふだん、頭ばかりを使って生きている人ほど、この抗いようもない

身体の、というか、地獄の底から鳴り響くような鐘の音を福音だと思って

しまうんじゃないか。頭と身体がつながっていないので。

恋愛は、身体の中で突如として起こる化学反応だ。

子供が欲しくてもできない、と言うとき、原因の一つとして、夫婦仲が良すぎる、

なんていうこともあるそうだ。遺伝子は命の危険、サバイバルの不安を感じた時に

スイッチをオンにして、子孫を残そうとする。

だから、喧嘩ばっかりしている夫婦の間は子沢山だ、ということもある。

別れようと思ったり、そんなに好きでもない男との間に子供ができたり。

安心して、安定した生活の中ではなかなか遺伝子がオンにならないなんて

命と人間の都合がいかに相容れないか、の見本のようだ。

ダメンズ製造が得意なのはデメテールで、自分じゃ自然とやっているのであろうが、

なにくれとなく世話を焼きすぎて、息子を製造してしまう。

そして、アフロディーテが気をつけなきゃいけないことは、

危険な男に魅力を感じやすい、というところだろうか。

退屈な日常から抜け出させるための手段にしてしまい

自分を狂わせる、日常から逸脱させるものを、実は心から求めている。

そういうアフロディーテが芸術や、自分の仕事に惚れ込みながら生きれば、

けっこういい仕事をするはずだが、卵巣の奥から湧き上がるような衝動に

抗うのは、やっぱり難しいのだろうか?

とにかく、野生の感覚(頭と身体が連動するようなつながり)を

育んでいくのは大事なことだ。

写真は全然関係ないけど、お金持ちの国ドバイで撮ったものを採用!

閲覧数:10回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page