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執筆者の写真Deva Tarika

女は艶


艶子さん 67歳

このチームでの撮影も、もう10年超えだそうでびっくりするw

「あれが...」といえば「あ、あれね。」って、ホントにそれで通じる。

まったく無駄のない仕事っぷりは気持ちのいいもんだ。

最近じゃもう私がほとんど現場のヘアメイクを引退してることもあり、

プロフィールの撮影は、一般の方が対象なわけだが、

モデルがプロの場合は綺麗に手入れしてあるのが当然で、前提がすでに美しい。

写真の撮られ方も心得ているし、彼女たちはなにをどうすればいいのかを知っている。

でも一般の方はそうはいかない。

「もうすっっごい変わりたいんです!お任せします!」

って方が圧倒的に多いけど、

お化粧だってほとんどしたことない、って方だってすごく多いんだから。

写真を撮りに来ているのに、「写真?メイク?ケバくしないでよね。で、あんた何者?」

みたいな.....

それでもメイクを終えて、鏡の中の自分に満足して、カメラの前に立ったら

どんどん綺麗になる。撮影が進めば進むほどに、美しさが内側から燦々と輝きだす。

モデルや女優さんのメイクをするよりも、さらに腕の見せどころであり

チームの経験と勘が総動員される。

上のモデルさんは艶子さん、67歳。

女神の集いもフル参加、チネイザンのクライアントさんでもあり

お互いよぉーーく知っていることもあり、1ミリの疑いもなく全託してくれた。

結果、もう惚れ惚れするような美しさを発揮してくれた。

下のモデルさんはMさん85歳、息子さんからのプレゼントですって。

なんつー孝行息子さんでしょ。

Mさんは普段メガネをかけてらして、ほとんどお化粧しないそうだ。

でもね、85歳にしてご自分の新しい魅力と美しさを再発見されたと思う。

エレガントな笑みから、生きてきた軌跡が溢れ出てる。

女性を美しくする仕事を、社会に出てからずっとしてきたからね

手が勝手に動いて、野生の直感がその人の本質のところに導いてくれる。

カメラマンのNORICOと私は、長年の経験と勘から、寸分違わず同じ場所を見ている

ことが確信できる。仕事の場を与えてくれるオーガナイズの山川さんにホントに感謝だ。

女はいくつになっても艶やかなほうがいい。

その気になって磨けば磨くほどに、艶やかに輝く。

終わることのない女の楽しみ。

年を重ねれば重ねるほどに、どう生きてきたかっていうのは顔に出る。

どうしたって誤魔化しなんかきかないんですもの。

でもね、みんなその内側の経験や輝き、艶やかさを、どうやって外に表現したら

いいのか知らないの。

女神のワークも、チネイザンも、メイクアップも、その内側にあるものを

外に表現するためのツールです。どうぞプロの経験と勘を、お使いください。

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